【名古屋市でマンションを知人と売買する場合】トラブルを防ぐために司法書士兼宅建士が解説する重要ポイント
ごとう司法書士事務所
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知人間売買こそ、静かな専門家の関与が安心を生む
Point
1

価格の決め方に注意 ―「相場」と「税務」を踏まえる

① 名古屋市のマンション相場と今後の動向

名古屋市内、とくに中区・東区・千種区などの都心部では、投資用マンション価格は依然として底堅い傾向があります。一方、郊外エリアでは、人口減少や高齢化の影響を受け、将来的な価格維持に不安がある地域も見受けられます。

現在の日本では、

若年層人口の減少による住宅需要の縮小

団塊世代の高齢化による相続物件の増加(供給増)

建築資材高騰による新築価格上昇

収入の二極化による購買力の格差

といった要因が同時進行しています。

そのため、

投資用物件価格(利回り重視)

居住用物件価格(実需重視)

は明確に分けて考える必要があります。

知人間売買では「相場よりかなり安い価格」で売買されるケースもありますが、極端に安い場合は税務上の問題(後述)が生じます。

② 安すぎる売買は「贈与」とみなされる可能性

例えば、名古屋市昭和区の築25年マンションで市場価格2,000万円程度の物件を、知人に1,000万円で売却した場合、差額1,000万円が贈与とみなされる可能性があります。

贈与と判断されれば、購入者側に贈与税が課税されることになります。

贈与税は最高税率55%と非常に高額になる場合があります。
「善意で安くしたつもり」が、思わぬ税負担を生むこともあるのです。

※税務判断は個別事情により異なります。最新の税制に基づく正確な判断が必要です。

Point
2

仲が良いからこそ必要な「契約書」と「重要事項説明」

① 口約束は絶対に避けるべき理由

知人同士では、

「細かい契約書は必要ない」
「信頼しているから大丈夫」

というお気持ちになることがあります。

しかし、マンション売買は高額取引です。

設備の不具合

修繕積立金の滞納

管理規約違反

駐車場の承継可否

など、後日トラブルになりやすい事項が多数存在します。

特にマンションは「専有部分」だけでなく「共用部分」「管理組合」との関係が重要です。
これらを整理しないまま引き渡すと、関係が悪化するケースも少なくありません。

② 司法書士兼宅建士が関与する意味

宅地建物取引士は、売買契約時に重要事項説明書を作成・説明します。

一方、司法書士は、

所有権移転登記

抵当権抹消

相続登記未了物件の整理

などを担当します。

知人間売買では仲介業者が入らないため、これらを誰が責任をもって確認するのかが曖昧になりがちです。

司法書士兼宅建士であれば、

契約内容の法的チェック

登記実務

税務上の留意点の整理

を一体として検討できます。

実際に、名古屋市天白区の事例では、相続登記未了のまま売買を進めようとしていたケースがありました。事前に相続関係を整理し、登記を完了させたうえで安全に取引を完了することができました。

Point
3

マンション特有の落とし穴 ― 管理費・修繕積立金・滞納問題

① 管理組合との関係を確認する

マンションは「建物+管理組合」という構造を持ちます。

確認すべき事項としては、

管理費・修繕積立金の滞納有無

大規模修繕の予定

管理規約の内容

ペット・事務所使用制限

などがあります。

名古屋市内でも築30年以上のマンションでは、修繕積立金不足が社会問題になりつつあります。
将来多額の一時金徴収が予定されている場合、購入者にとって重大な判断材料です。

② 住宅ローンがある場合の実務

売主に住宅ローンが残っている場合は、金融機関の抵当権が設定されています。

売買代金でローンを完済し、同時に抵当権抹消登記を行う必要があります。

この「同時決済」を誤ると、

抵当権が残ったままになる

所有権移転ができない

といった重大な問題が生じます。

司法書士が立ち会い、法務局への申請を正確に行うことが不可欠です。

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