不動産売買に専門家は必要?
きちんと考えたい大切なこと
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チェックポイントを3つ解説します!!
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1. 個人間売買で起こりやすいトラブルとは?

不動産の売買は、一生に何度も経験するものではありません。しかも、金額は数百万円から数千万円に及び、人生における大きな取引の一つです。そのため、契約や手続きのミスは取り返しがつかない結果を招くこともあります。特に、不動産会社などの専門家を介さない「個人間売買」では、次のようなトラブルが発生しやすくなります。

① 契約内容の不備による紛争

個人間売買で最も多いのは、売買契約書の不備や曖昧さから生じるトラブルです。

たとえば、

引渡し日や代金の支払日が明確に定められていなかった

売買代金の支払い方法について取り決めが不十分だった

瑕疵(かし)担保責任の期間や範囲があいまいだった

こうした場合、引渡しが遅れたり、建物に欠陥が見つかった際に「誰が修繕費を負担するのか」で揉めたりすることがあります。特に、雨漏りやシロアリ被害など、取引後に発覚する問題は深刻です。専門家が関与しない取引では、こうしたリスクを考慮した契約条項が入っていないケースが多く、最悪の場合は裁判沙汰になることもあります。

② 所有権移転登記の不備や未了

売買契約を結んだだけでは、法律上の所有者は変わりません。不動産の権利は「登記」をして初めて第三者に対抗できます。つまり、所有権移転登記をしないままでは、売主の名義が残り続け、買主は正真正銘の所有者になれないのです。

さらに、登記申請には権利証や本人確認書類、印鑑証明書、固定資産評価証明書など、多くの書類が必要です。これらの準備や記載内容に不備があれば、法務局で申請が却下されます。個人間売買では、

売主が実は本人ではなかった(なりすまし被害)

必要な書類を紛失していた

抵当権や差押えが残っていた

といったケースもあり、重大な損失につながります。特に、権利証や登記識別情報を第三者に渡してしまうと、悪用される危険性もあるため、慎重な取り扱いが求められます。

③ 固定資産税・譲渡所得税などの税務トラブル

不動産売買には、税金の知識も欠かせません。売主には「譲渡所得税」、買主には「不動産取得税」や「登録免許税」などが発生します。さらに、売主が住宅ローン控除を利用していた場合の清算や、買主の住宅ローン減税の適用条件なども考慮する必要があります。

たとえば、

売却益が出たのに確定申告を忘れて追徴課税を受けた

固定資産税の日割り精算をしておらず、後日請求でトラブルになった

贈与とみなされる可能性がある価格設定をしてしまった

こうした問題は、契約書の記載方法や税務申告に直結します。専門家を介さずに進めると、知らないうちに法律違反や税務違反をしてしまうリスクがあるのです。

④ 物件の権利関係や法令違反を見落とすリスク

個人間売買では、不動産会社が行うような「重要事項調査」が行われないことがほとんどです。その結果、

建物が建築基準法に違反していた

再建築不可の土地だった

共有持分のある土地で一部所有者の同意を得ていなかった

といった問題が発覚するのは、取引後というケースが多いです。こうなると、買主は使い勝手の悪い不動産を抱え込むことになり、価値も大きく下がります。

⑤ 支払いや引渡しに関するトラブル

売買代金の支払いと物件の引渡しをどのタイミングで行うかは、非常に重要です。専門家がいない取引では、

全額支払ったのに、鍵を渡してもらえない

引渡し後に残置物が放置されていた

公共料金の名義変更がされておらず、請求が届いた

といった問題も起こりやすくなります。こうした細かい取り決めは、契約書で明記しておく必要がありますが、個人間取引では抜け落ちることが多いのです。

このように、個人間売買には想像以上に多くのリスクが潜んでいます。しかも、一度問題が発生すると解決には時間と費用がかかります。専門家のチェックを受けることは、決して「余計なコスト」ではなく、取引を守るための「保険」といえるでしょう。

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2. 不動産会社を通さないメリットと見落としがちなリスク

不動産会社を介さずに個人間で売買する最大の理由は、「仲介手数料を節約できる」という点です。売主と買主の双方にとって、大きな出費を減らせるのは魅力的に感じられるでしょう。しかし、その裏には、気づきにくいコストや重大なリスクが潜んでいます。ここでは、個人間売買のメリットと、その陰に隠れたデメリットを詳しく見ていきます。

① メリット:仲介手数料の節約

通常、不動産取引では仲介業者に仲介手数料を支払います。その金額は、売買価格が高額であればあるほど大きくなり、**売買価格の3%+6万円(別途消費税)**が上限とされています。例えば、3,000万円の物件なら、約96万円+税もの仲介手数料がかかる計算です。

個人間で直接取引すれば、この手数料を支払う必要がなく、売主はより多くの金額を手元に残せ、買主は購入費用を抑えられます。この経済的なメリットが、個人間売買を選ぶ人が増えている大きな理由です。

② メリット:売主・買主で自由に条件を決めやすい

仲介業者を介さないことで、当事者同士で直接話し合えるため、柔軟な交渉が可能です。たとえば、

引渡し時期を融通してもらえる

残置物をそのまま引き取る代わりに価格を下げてもらえる

リフォームや修繕を行わない条件で、価格交渉がしやすい

こうした自由度は、売主と買主にとって一見魅力的です。

しかし、ここからが重要なポイントです。この「自由さ」こそが、リスクの温床になることが多いのです。

③ 見落としがちなリスク:価格判断を誤る

不動産の適正価格を判断するのは、簡単なことではありません。近年はインターネットで相場を調べることができますが、その情報はあくまで参考値であり、実際の取引価格とは異なる場合があります。

特に注意すべきなのは、

エリアごとの需給バランス

接道状況や再建築の可否

建物の築年数や法令違反の有無

こうした要素は専門知識がなければ正確に評価できません。そのため、

「実際の市場価値よりも安く売ってしまった」

「高値で買ってしまい、将来売るときに損をした」

という結果につながることが少なくありません。

④ 見落としがちなリスク:法的・税務的な落とし穴

仲介業者が介在しない取引では、重要事項説明が義務付けられていません。そのため、売主も買主も必要な情報を十分に把握しないまま契約してしまうことがあります。

たとえば、

建築基準法や都市計画法に違反している物件を購入してしまった

固定資産税の精算や登録免許税の計算を誤った

譲渡所得税の申告を忘れ、追徴課税を受けた

こうした税務リスクや法的リスクは、個人では判断が難しく、知らないうちに違反しているケースもあります。

⑤ 見落としがちなリスク:トラブル発生時の対応が困難

万一トラブルが発生した場合、個人間売買では解決が非常に難しくなります。たとえば、

「契約でこう取り決めたはず」と主張しても、証拠となる書面が不十分

代金支払いや引渡しに関する取り決めが曖昧で、どちらの責任か争いになる

瑕疵(欠陥)が発覚しても、修繕や賠償について事前に取り決めていない

こうしたトラブルは、最終的に裁判に発展するケースもあります。その場合、数十万円から数百万円単位の費用がかかり、「仲介手数料を節約した意味がなくなった」という事例も珍しくありません。

⑥ 結論:仲介業者を使わないことで“見えないコスト”が増える

一見すると「仲介手数料が不要でお得」に思える個人間売買ですが、実際には、

市場価格を誤るリスク

契約や登記の不備による法的リスク

税務上の誤算による追徴リスク

トラブル発生時の解決コスト

こうした“見えないコスト”が潜んでいます。仲介業者や司法書士などの専門家が行っている業務には、単なる仲介以上の価値があるのです。

次の章では、このようなリスクを最小限にするために、専門家に相談する重要性について詳しく解説します。

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3. 専門家に相談する重要性

個人間売買は、仲介手数料の節約や自由な条件交渉といった魅力がありますが、その裏には、法律・登記・税務・権利関係といった複雑な問題が潜んでいます。こうしたリスクを最小限に抑えるためには、司法書士や宅地建物取引士などの専門家に相談することが不可欠です。ここでは、その理由を具体的に見ていきましょう。

① 司法書士による「所有権移転登記」と安全確認

不動産取引のゴールは、所有権を確実に移転し、登記簿上でも正式な所有者になることです。しかし、この登記申請は、不動産取引の中で最も重要かつ専門性が高い手続きです。

司法書士は、単に登記の代行をするだけではありません。以下の重要な役割を担っています:

本人確認と権利証の確認
登記には、売主・買主双方の本人確認が必須です。偽造や成りすましによる不正取引を防ぐため、厳格な確認を行います。

不動産に関する権利関係の調査
抵当権が残っていないか、差押えや仮登記などの制限がないかを調べます。これを怠ると、買主は「権利を得たつもりでも、実際には担保権がついていた」という最悪の事態に陥りかねません。

登記完了後のリスク回避
所有権移転登記が済むまでは、売主が第三者に二重譲渡する危険性があります。司法書士は、代金決済と同時に登記申請を行うなど、実務で安全性を確保します。

② 宅地建物取引士による「契約内容のチェック」

不動産会社を通さない場合、法律上「重要事項説明」が義務付けられません。つまり、建物の法令遵守状況や土地の制限など、取引に重大な影響を与える情報が説明されないまま契約が進むことがあります。

宅地建物取引士は、契約に潜むリスクを洗い出し、必要に応じて修正や補足を提案します。具体的には、

契約書の条項に抜けや誤りがないか

瑕疵担保責任(契約不適合責任)の範囲や期間が適切か

引渡し時期や残置物処理など、後々揉めやすいポイントの明記

こうした調整をすることで、将来のトラブルを未然に防げます。

③ 税務・費用面での誤算を防ぐ

不動産売買に伴う税金は複雑です。売主には譲渡所得税、買主には不動産取得税、さらに登録免許税や印紙税なども発生します。また、条件次第では住宅ローン控除や特例の適用を受けられる場合もあります。

専門家がいない場合、

固定資産税の精算を忘れる

特例の申告をし忘れる

贈与とみなされるような価格設定をしてしまう

といった問題が起こりやすく、結果的に大きな損失を招くことがあります。司法書士や提携税理士に相談することで、こうした税務面のリスクを最小化できます。

④ トラブル防止だけでなく“安心”を買える

専門家に相談することは、単に手続きを代行してもらうだけではなく、「安心」を確保するための保険のようなものです。

「契約書の内容に不備がないか」

「この不動産に隠れた問題はないか」

「税金や登記の準備は万全か」

こうした不安を一つひとつ解消することで、買主も売主も安心して取引を進めることができます。

実際、個人間売買を選んだものの、後から専門家に相談したケースでは、「最初からお願いしていれば、余計な手間や費用をかけずに済んだ」という声が非常に多いのです。

⑤ 専門家を活用するなら“オーダーメイド対応”がおすすめ

個人間売買の場合、仲介業者に全面的に依頼する必要はありません。しかし、契約書の作成だけ、登記手続きだけといったピンポイントで専門家に依頼することができます。司法書士や宅地建物取引士は、こうしたオーダーメイドのサポートに対応している事務所も多く、費用も明確で安心です。

**「自分たちでできるところはやる、専門知識が必要な部分はプロに任せる」**という柔軟な形が、最もリスクが低く、コストも抑えられる方法といえるでしょう。

まとめ:節約よりも“安全”を優先するべき理由

不動産の個人間売買で一番怖いのは、「知らないうちに取り返しのつかないミスをしてしまう」ことです。専門家に相談することで、契約・登記・税務などあらゆる面で安全性を確保できます。数十万円の仲介手数料を節約するために、数百万円単位の損失リスクを負うのは、本当に合理的でしょうか?
「専門家をうまく活用する」ことこそ、賢い不動産取引の第一歩です。

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