相続が発生すると、まず頭に浮かぶのは「名義変更をしなければ」という思いではないでしょうか。
とくに名古屋市内に不動産をお持ちの場合、相続登記は避けて通れない大切な手続きです。
もっとも、相続登記は単なる形式的な名義変更ではなく、その後の**不動産の活かし方(保有・売却・共有解消)**を左右する重要な起点でもあります。
司法書士兼宅地建物取引士の立場から、名古屋の不動産事情を踏まえつつ、今日知っておいていただきたい実務的な視点をお伝えします。
近年のニュースや統計でも言われているとおり、日本全体で人口減少と空き家増加が進んでいます。
名古屋市は中部地方の中核都市ではありますが、すべてのエリアで不動産価値が維持されるわけではありません。
実務で多いのが、
「親の家だから価値があると思っていたが、実際には買い手が付きにくかった」
というケースです。
とくに築年数が古い戸建てや、駅から距離のあるエリアでは、
投資向け物件の価格
実際に住む人が買う実需価格
を分けて考える必要があります。
相続登記をした後、売却すべきか、保有すべきかは、不動産の立地・状態・相続人の状況を総合的に見極めなければなりません。