相続の対策は、お金のある人だけが必要なわけではありません。1000万円ぐらいの遺産でもよく紛争となり、遺産分割調停が行われているのです。
相続は、感情的な対立が原因であることが多く、お互いに冷静に経済的な損得だけで判断できなくなるのです。
典型的な相続対策としては遺言です。亡くなった後に誰に遺産を承継させるかを指定できます。民法改正後は、相続人が主張する遺留分についても主張されたらお金を支払えば問題なくなりました。
実はほかにも、生前の認知症も絡んだ任意後見契約、家族信託契約、生前贈与などもあります。何も相続対策をしないケースのほとんどが生前は法定後見制度を利用しています。つまり、裁判所の監督下で行われる後見人です。
このように実際の相続対策は、実は、遺言だけで終わることばかりではないのです。むしろ、その人に沿った個別的な検討をすると、遺言と家族信託、遺言と人に後見などの様々な組み合わせでご本人様の希望を叶えることになるのです。
名古屋のごとう司法書士事務所でも、不動産の相続登記はもちろん、相続対策、遺言作成に積極的に取り組んでいます。お困りの際はお気軽にご相談ください。