相続する不動産は、必ずしもきれいな建物や土地ばかりではありません。不動産が厄介なのは、放置することができない点です。
昨今は、空き家や空き地が放置されることが社会問題となっています。名古屋市内でもたまに異質な雰囲気を醸し出している一角があると思ったら空き家。。。そんなことがあります。
空き家は、不衛生で、害虫の発生、犬や猫がくる、放火の危険など様々な問題を引き起こします。また、空き地では、草木の越境、手入れされていないく先からの害虫の発生など周辺住民に影響を及ぼします。
周辺住民は、空き家に敏感です。何かあればすぐに行政に通報される可能性が高いでしょう。犯罪やトラブルがあれば、生活に直接影響が出ますから近所の人たちは目を光らせていると考えた方がよいでしょう。
空き家や空き地を相続すれば、所有者としての責任を負います。損害賠償請求の対象となる可能性もありますので、使わない空き家等は、売却するなど処分をするようにして、放置をすべきではありません。
すぐに売却しない場合は、定期的な管理メンテナンスと毎年の固定資産税の負担を覚悟しなくてはいけません。